大分動物病院のペットケアスタッフの吉松明子です。
今回も犬の認知症に見られる主な症状や、その対処法についてお話しします。
主な症状
認知症の症状はさまざまですが、以下のような行動が見られることがあります:
ひたすら歩き回る
同じ場所をくるくる回る
昼間にぐっすり眠り、夜中に起きて徘徊する
トイレの場所が分からず粗相をする
呼びかけに反応しなくなる
イライラして攻撃的になる
食欲が異常に増し、満腹感を感じなくなる
家族を認識できなくなる
これらの症状が現れると、大切な愛犬に何が起きているのか、不安に感じる方も多いと思います。
対処法
認知症の進行を止めることは難しいですが、いくつかの対処法で症状を和らげたり、飼い主様の負担を軽減したりすることができます。
昼夜逆転を防ぐ
夜間の徘徊や夜鳴きを軽減するためには、生活リズムを整えることが大切です。
日中は軽い運動や散歩を取り入れる
日光浴をさせて気分転換を促す
刺激を与える
散歩や遊びで適度に体や脳に刺激を与えることが、症状の悪化を防ぐ助けになります。声かけやスキンシップも有効です。
薬やサプリメントを利用する
症状を少しでも和らげるために、獣医師の指導のもとでお薬やサプリメントを試してみるのも一つの方法です。
飼い主様へのサポート
認知症のケアは飼い主様にとって大きな負担になることがあります。一人で抱え込まずに、周囲のサポートや専門家の助けを活用しましょう。
当院では、認知症に関するお悩みについてのご相談を随時受け付けています。夜鳴きや徘徊などでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
▷ お問い合わせはこちら:https://oita.vet
大切な愛犬の快適な毎日を、ぜひ一緒にサポートしていきましょう。