犬の認知症について その1

近年では犬の平均寿命が伸び高齢化が進んでいます。
今回は認知症についてお話しをしたいと思います。

認知症は、老犬の脳機能が低下し徘徊、夜鳴き、異常な食欲、攻撃的な行動、昼夜逆転などの症状が現れます。
犬の認知症は、特に12歳以上の高齢犬に多く見られます。原因は完全には明らかにされていません。
柴犬、秋田犬、甲斐犬などの日本犬がなりやすいと言われています。ゴールデンレトリバー、チワワ、ミニチュアダックスフンドなどの洋犬は少ない傾向があります。

認知症は放っておくとどんどん進行してしまい、治すことは困難です。
適度の運動、昼夜逆転の防止、サプリや内服の使用など進行を遅らせる事は可能と言われています。
心配や不安ある方はお気軽に獣医師にご相談下さい。

次回は痴呆症の症状や対応についてお話したいと思います。

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